まいまい句会感想②
うすものを縫へば朝風ひんやりと ひとみ
以前にも書かせて頂きましたが、俳句をつまらなくする要因の一つに条件づけがあります。それは○○をすれば、○○をしてなど。その時の例句として、「酒二合三合釣瓶落しかな」と「なみなみと地酒を酌めば雁渡る」でした。前句は二合三合の酒に季語をポンと置いている事です。原句をそのまま釣瓶落しの句に当てはめれば、「酒二合三合雁の渡る頃」。今回の「うすものを縫へば朝風ひんやりと」も同じではないでしょうか。「縫ひあげてうすものに風生まれけり」
雪国で織られし着物風炉点前 ひとみ
この句もごちゃごちゃと言い過ぎです。風呂手前まで述べる必要があるのがどうか。句の焦点は何処にあるのでしょう。「雪国で織られし着物」も説明です。
巣の上は無限の空よ燕の子 森本哲雄
頂いた句ですが、「巣の上」はいらないと思います。「子燕に無限の空のありにけり」。「老いてこそ派手な服着る更衣」「母の日のケーキを皆で分けにけり」この二句は只事のように思います。
旅立ちの溢るる光山法師 ひろし
山法師が旅立つのか意味がわからない句です。
(立)
