まいまい句会感想③
針箱に鈴の音ある小春かな 百合
出来ている句なのですが、季語が少し常套の感じがします。歳時記を引いてあれこれ工夫してみてはどうでしょう。例えば「一葉忌」など。
若菜摘む指のうれしき野辺のみち さら紗
細かく言い過ぎの感があります。「かにかくに若菜を摘める指うれし」
岩肌の透きとほるかに富士凍てり さら紗
この句も細かく言い過ぎているようです。「青空に富士の凍つてゐたりけり」
箸置けばまた次の用晦日蕎麦 さら紗
晦日蕎麦は大晦日の年越し蕎麦ですが、年末忙しいのは皆さま周知のとおり、「箸置けばまた次の用」とありますがこれは言わずもがなだと思います。季語はもう少し離れたものを置いた方が良いと思います。
講宿の備長炭の金属音 春生
備長炭の固く焼きしまった感じを言うならそれだけで一句にすべきでは?講宿は場所の説明に過ぎないとおもいます。
(律)
