柚子風呂に妻をりて音小止みなし 飴山實 大呂俳句会 投稿日:2017年12月22日 作成者: dvx223272017年12月22日 今日は冬至の節入りの日で、一年でもっとも昼が短い日。この日、柚子湯に入ると風邪をひかないといわれるが、柚子湯はもともと、「一陽来復(ここから陽が戻り始めるという祝いの日)」を迎えての禊の儀式であったらしい。柚子の香りが邪気を追い払ってくれる、と信じられていたのかもしれない。句の「音小止みなし」、湯舟に浮んだ柚子と戯れているようにも受け取れる。湯からなかなか上がってこない妻がなんとなく気になるようだ。(m)