白樺を幽かに霧のゆく音か 水原秋櫻子

自らに問いかける呟きのような一句である。霧が風に吹かれる音、正確に言えば風の音になるが、「霧のゆく音か」と表現を昇華させたことで、心象風景のような空間が生まれた。白樺林をさらさらと流れる霧、はかなく悲しい物語が始まろうとしているようだ。(m)


自らに問いかける呟きのような一句である。霧が風に吹かれる音、正確に言えば風の音になるが、「霧のゆく音か」と表現を昇華させたことで、心象風景のような空間が生まれた。白樺林をさらさらと流れる霧、はかなく悲しい物語が始まろうとしているようだ。(m)