甚平や一誌持たねば仰がれず 草間時彦
その俳句がどんなに優れていても、主宰にならなければ尊敬されないという嘆きである。が、深刻さはない。主宰といわれ仰がれる人でも俳句はひどいもんだよ、という皮肉がちらほらする。甚平を着てゆるやかに過ごそう、主宰などという裃は要らないよ、という一句。(m)
その俳句がどんなに優れていても、主宰にならなければ尊敬されないという嘆きである。が、深刻さはない。主宰といわれ仰がれる人でも俳句はひどいもんだよ、という皮肉がちらほらする。甚平を着てゆるやかに過ごそう、主宰などという裃は要らないよ、という一句。(m)