竹皮を脱ぎ晩年は足早に 古賀まり子
五十を過ぎたころから、突然、急流に入ったかのように歳月が流れ始める。それは、六十代、七十代と益々加速してゆく。句は、竹が皮を脱ぐように、晩年は足早に来るという。いつからが晩年なのか、死んでみなければ分からないが、歳月の早さを感じれば、もう、晩年にあるともいえる。(松)
五十を過ぎたころから、突然、急流に入ったかのように歳月が流れ始める。それは、六十代、七十代と益々加速してゆく。句は、竹が皮を脱ぐように、晩年は足早に来るという。いつからが晩年なのか、死んでみなければ分からないが、歳月の早さを感じれば、もう、晩年にあるともいえる。(松)