一句を読み解く149
ほのと香の三千世界花柚かな 飴山實
この世は今、ほんのりとした香に包まれている。「三千世界」と中七に軽い切れが入って、「そうか、これは柚子の花の香りだ」という気付きになる。三千世界は御仏の見守るこの世のこと。御仏の慈悲のような柚子の香りである。(松)
ほのと香の三千世界花柚かな 飴山實
この世は今、ほんのりとした香に包まれている。「三千世界」と中七に軽い切れが入って、「そうか、これは柚子の花の香りだ」という気付きになる。三千世界は御仏の見守るこの世のこと。御仏の慈悲のような柚子の香りである。(松)