カテゴリーアーカイブ: 一句鑑賞
あをあをと草の若狭やほととぎす 長谷川櫂
しら雲を吹き尽したる新樹かな 才麿
吹きつくしたのは「風」であって「新樹」ではない。雲ひとつない空を言うのに、「大空に雲ひとつなき新樹かな」と詠んだのではつまらない。「吹きつくしたる」がことばの技。吹きつくしたあとの真っ青な空にはひゅうひゅうと風の音が残る。(m)

吹きつくしたのは「風」であって「新樹」ではない。雲ひとつない空を言うのに、「大空に雲ひとつなき新樹かな」と詠んだのではつまらない。「吹きつくしたる」がことばの技。吹きつくしたあとの真っ青な空にはひゅうひゅうと風の音が残る。(m)