春暁や人こそ知らね木々の雨 日野草城
この句の特徴は、「人こそ知らね」という、古典的表現にある。「人は知らないだろうけど」という意味。「こそ」は係助詞で、「ず」の已然形「ね」がむすびになる。「人は知らねど」と言い替えもできるが、係り結びを使うことで、より強い言い回しになる。句は、春のやわらかい雨が、芽吹いたばかりの木々に降りそそいでいるという。春の暁、人々はまだふかい眠りのなかにある。『花氷』(kinuta)

この句の特徴は、「人こそ知らね」という、古典的表現にある。「人は知らないだろうけど」という意味。「こそ」は係助詞で、「ず」の已然形「ね」がむすびになる。「人は知らねど」と言い替えもできるが、係り結びを使うことで、より強い言い回しになる。句は、春のやわらかい雨が、芽吹いたばかりの木々に降りそそいでいるという。春の暁、人々はまだふかい眠りのなかにある。『花氷』(kinuta)