湯たんぽ

今はやりのエコではないが、湯たんぽを使っている。猫のためとストーブのお湯を無駄にしないために。何についていたか忘れたが、おまけにもらった湯たんぽはプラスチック製で色もカラフル、手の平サイズと愛らしい。大中小と三つの湯たんぽのお湯は翌朝の掃除や洗面に利用しているが、ある日顔を洗おうとして、気がついた。湯たんぽのお湯が実に適温なのだ。給湯器からのお湯はいつでも快適に温度設定できるが、それとは何か違う。オール電化の家は便利だが、何かに欠ける。その何かがあった、湯質が柔らかいのだ。たぶん沸騰したお湯が、時間をかけてゆっくりと冷めて行ったことによるのかも知れない。
湯冷ましという言葉がある。文字通りお湯を冷ましたものだが、ゆっくりと冷ましたお湯と熱湯に水をそそいだお湯は明らかに味が違い、湯冷ましの湯は甘い。人の手ではなく時間が調理するものがある。(立)
