まいまい句会感想③
コロナ禍をよそに満ち咲く桜かな 雅宏
「満ち咲く」が言い過ぎています。「ウイルスに汚れし街を桜かな」
行く春や終の棲家を決めかねて 花水木
そのように言われてもという感じの句です。
田の川の土手に潜むやいぬふぐり 一竿
いぬふぐりが潜むとはどういう事でしょうか。かくれるように咲いている事なのかわかりません。それでしたら「ほつほつと田川の土手にいぬふぐり」とか逆に「田の川の土手いつぱいにいぬふぐり」
格子戸に春雨傘をたたみけり ひとみ
春雨傘が苦しい表現だと思います。「格子戸に畳むからかさ春の雨」
むらさきは亡き母の色花衣 ひとみ
「紫は母の遺愛の花衣」
(立)
