鶯の一声濃しや杉襖 長谷川櫂 大呂俳句会 投稿日:2020年4月1日 作成者: dvx223272020年4月1日 托卵とは他の鳥に卵の世話をさせること。鶯は托卵される側、郭公や時鳥の仮親となって自分より大きな雛にせっせと餌を運ぶ。卵を托去れるときはかなりの抵抗をするというが、いったん置かれてみると本能にしたがって育てるのだという。物悲しい本能というべきか、み仏のような本能というべきか。句は「一声高し」ではなく「一声濃し」と鶯の鳴き声を描写する。一声鳴いてそれっきり、心に染みる「濃し」だったのであろう。(m)「季語 鶯(春)」