一句を読み解く 193 大呂俳句会 投稿日:2015年8月25日 作成者: dvx223272015年8月25日 昼は日を夜は月をあげ大花野 鷹羽狩行 俳句は当たり前の文芸でもある。当たり前を詠んで、相手に届いた内容が当たり前でとどまっていれば凡庸な俳句でしかないが、届いたものに相手の共感をよぶ何かがあれば、すぐれた当たり前ということになる。誰もが知っていながら、ふだんは見落とされている当たり前、それを探し出すことが俳句の醍醐味ではないだろうか。 句の「昼は日を夜は月をあげ」もまた当たり前。「花野」という季語が置かれて、一対の屏風絵ができあがった。(m)