暮れかねてやがて暮れきる冷し酒 村松二本
夏至からもう十七日、なんとなく暮れが早まっているようにも感じられるが、午後七時を過ぎないとまだまだ暮れ切ることはできない。句の「暮れかねてやがて暮れきる」は当たり前のことではあるが、「暮れかねて」から「暮れきる」までの時間におおきな安らぎ読み取ることができる。それもこれも「冷し酒」という季語の働きによる。当たり前の記述が、季語の取り合わせ一つで美しい詩に昇華する。(kinuta)

夏至からもう十七日、なんとなく暮れが早まっているようにも感じられるが、午後七時を過ぎないとまだまだ暮れ切ることはできない。句の「暮れかねてやがて暮れきる」は当たり前のことではあるが、「暮れかねて」から「暮れきる」までの時間におおきな安らぎ読み取ることができる。それもこれも「冷し酒」という季語の働きによる。当たり前の記述が、季語の取り合わせ一つで美しい詩に昇華する。(kinuta)