恋に死ぬる人形あはれ春の雪 長谷川櫂

俳句は五、七、五の十七音が基本。俳句を詠む時、俳人はこの五、七、五のリズムに添って作ろうとする。しかしこの句「死ぬ」とすれば五音でおさまるところを、「死ぬる」と一音多い。人形遣いの呼吸が人形に届くまでのわずかな間が、この一音に込められている。文語体によって作り出されたリズムが、文楽の動きを生き生きととらえる。(立)


俳句は五、七、五の十七音が基本。俳句を詠む時、俳人はこの五、七、五のリズムに添って作ろうとする。しかしこの句「死ぬ」とすれば五音でおさまるところを、「死ぬる」と一音多い。人形遣いの呼吸が人形に届くまでのわずかな間が、この一音に込められている。文語体によって作り出されたリズムが、文楽の動きを生き生きととらえる。(立)