閑かさや花掃き寄せて立石寺 田中えい子 大呂俳句会 投稿日:2021年4月8日 作成者: dvx223272021年4月8日 この立石寺で芭蕉は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んで、蝉の鳴声の奥に潜む静寂を歌い上げた。いうなれば、心象の静寂である。田中さんの句は、芭蕉の句に思いをはせながらも現実の閑かさを呼んでいる。「花掃き寄せて」というさりげない描写が、人気のない境内の様子をうまく捉えている。(m)「季語 花(春)」