まいまい句会選句結果 9月
今回選句を怠った人は1人です。
今回のトップは7点句でした。
葛刈つて石の仏のあらはるる 松太
月光に両手広げて案山子かな りつ
気になった句
夜学教室機械油のほのとして いつせ
昼間は働いている夜学生、作業着のまま登校してきたのかもしれません。
ざらざらの母の手のひら秋夕焼 さび猫
なんで「秋夕焼」なのか?たまたま夕焼けがきれいだったのかもしれませんが、そこに「秋夕焼」があるからと言って正直に詠んでは俳句はつまらない。「ざらざらの母の手のひら」これを活かす季語はないのか、そこからが推敲の始まりです。ここを苦労しなくては俳句は停滞したまま。ご一考を。「ざらざらの母の手むかごこぼれけり」
(m)