まいまい句会感想⑤
里山の山ごと響く蝉しぐれ 照代
沢山点が入っていますが、此方の句も面白みが感じられませんでした。「蝉しぐれ」は「響く」という感じとは少し異なります。
シーツ干す丈越え咲くや立葵 諸子
ただの報告では?
梅雨じめり紙に囲まれ苦慮したり ばふき
「紙に囲まれ」がどういう事か想像できませんでした。「梅雨じめりの本に埋もれてゐたりけり」
シャワー浴び夕餉のビールを味はへり ばふき
日記のようです。あまりにも当たり前。
息をのむ翡翠の背のエメラルド さび猫
翡翠を見た感動を句にされたのだと思いますが、「背のエメラルド」の背をとった方が良いと思います。たぶん中七に納めたかったので「翡翠の背」とされたのでしょうが、此処を考えるようにするのが俳句ではないでしょうか。素直に「今発ちし翡翠の色目に残る」とか「眼裏に翡翠の色残りけり」など
後逸の球追ひかけて草いきれ ひろし
草野球でしたら別に後逸の球でなくても草の匂いはすると思います。
(立)
