春窮の妻子置き去り旅の酒 小林康治 大呂俳句会 投稿日:2019年2月11日 作成者: dvx223272019年2月11日 「春窮(しゅんきゅう)」は前年収穫した穀物が底をついてくること。これも、いずれはなくなりそうな季語の一つである。句は、ひもじい思いをしている家族を家に残して、自分は旅の宿で酒を飲んでいるという、男であれば誰しもが身に覚えのありそうな一句。(m)