瀬を越えて木影地を這ふ晩夏かな 飯田龍太 大呂俳句会 投稿日:2018年7月26日 作成者: dvx223272018年7月26日 「晩夏」という季語にはどこか寂しさが寄り添う。瀬を挟んだ向う側の大木の影がこちらの岸に届いている、という描写もどことなく寂しい、否、「晩夏」という季語がそうした描写を寂しいものに置き換えているのかもしれない。(m)