山百合は蕊吐き出して開きける 野木藤子 大呂俳句会 投稿日:2018年6月10日 作成者: dvx223272022年1月10日 「開きけり」ではなく「開きける」である。「けり」は過去を表す助動詞とされるが、むしろ「現在完了形」のイメージがある。それに対して「けり」の連体形「ける」には、「現在進行形」のイメージ、ひらきけることよなあ、という感嘆の思いが込められている。「けり」と「ける」この微妙な違いを使い分けることも大切である。(m)