大呂吟行会_旧中野邸の紅葉
11月8日(日)、新潟市秋葉区の旧中野邸の紅葉を見学しました。旧中野邸の裏手が小高い丘になっていてその丘全体が紅葉に彩られます。あいにく小雨の中での吟行でしたが、丘の紅葉は今が盛りで、杉の間に映えるからくれないの楓紅葉は息を呑むほどの絢爛さでした。丘の中ほどには大きな洞窟があって、そこには観音立像祀られています。折からのもみじが洞窟の入り口にかかるほどで、観音様へ紅葉あかりが届くようでした。
その昔、石油の国内採掘で財を成した中野邸の周辺には、当時を思わせる採掘の機械をいくつか見ることができました。中にはシュミレーションで動いている採掘櫓もあって、見学の人たちがしばし足を止めて、その動きに見入っていました。
金津という山間の集落にある旧中野邸ですが、近くには、新津美術館や植物園などもあって、吟行するにはとてもいいところ、紅葉の季節もさることながら、新緑の頃も捨てがたいのではという思いを強くしました。(m)
【吟行句】
小流れにひしめき合へる紅葉かな
(旧中野邸)
色変へぬ松も配してゐたりけり
一雨に色を深める紅葉かな
立冬の気配感じて吟行会
熊笹を石段を染め紅葉かな
岩穴の仏を照らす紅葉かな
今生の色をつくしてもみづれる
