燕つばめ泥が好きなるつばめかな 細見綾子
「つばめ」という言葉が三回も出てくるが、「泥が好きなるつばめかな」で成立している一句。「さあ上五を何にしようか」と思案したのかもしれない。字あまりにしての「燕つばめ」は、つばめへの呼びかけ。「つばめよつばめよ」の省略である。その「燕つばめ」によって心浮き立つ一句になった。『桃は八重』(m)
「つばめ」という言葉が三回も出てくるが、「泥が好きなるつばめかな」で成立している一句。「さあ上五を何にしようか」と思案したのかもしれない。字あまりにしての「燕つばめ」は、つばめへの呼びかけ。「つばめよつばめよ」の省略である。その「燕つばめ」によって心浮き立つ一句になった。『桃は八重』(m)