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カテゴリーアーカイブ: 一句を読み解く

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一句を読み解く121

大呂俳句会 投稿日:2013年12月31日 作成者: dvx223272013年12月31日

ushiro08

闇がりにひとりうなづく岡見かな  営之

 「闇がり」は「暗がり」。季語の「岡見」は、大晦日の夜、蓑を逆さに着て高いところから我家を眺め来年の吉凶を占うというもの。昨今ではそんなことをする人はいないから、廃れてしまった季語ということができる。
 我家がどう見えれば吉なのか、どの歳時記にもその辺の考証が載っていないので、確かなことは分からないが、夜に見えるのは家から洩れる灯りくらいのもの、灯りの洩れ具合が判断の基準になったのだろう。
 句は、来年を吉と読み取ったものか。闇の中で一人ほくそ笑んでうなずいている。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く120

大呂俳句会 投稿日:2013年12月30日 作成者: dvx223272013年12月30日

999
くれくれて餅を木魂のわび寝かな  芭蕉
 俳句は人にわかるように詠む、これが最初に教わったことだった。
 芭蕉の句、「くれくれて」は暮れはててくらいの意味だろうが年が押し詰まってとも解釈できる。「わび寝」はわびしく寝ること。さて、問題は「餅を木魂の」である。餅がはたして木魂するのか、ということになる。察しがいい人なら、「餅を搗く音が木魂している」という思いにいたるが、皆がみな、そこまで斟酌してくれるものではない。むしろ意味不明の句として捨てられるほうが多いのかもしれない。
 芭蕉のように大胆に省略しても良いのか、それとも、正確さを大切にするのか。俳句の難しいところではあるが、私はいつも後者を念頭に置いて句作している。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く119

大呂俳句会 投稿日:2013年12月28日 作成者: dvx223272013年12月28日

daibutu
ともかくもあなたまかせの年の暮  一茶
 「あなた」は阿弥陀如来のこと。したがって「あなたまかせは」は他力本願を意味する信仰の心。ことごとく御仏の慈悲にすがって年の瀬を乗り切ろう、ということ。
 面倒は全部人に押し付けてのほほんと年の瀬をおくっている、という解釈もそれはそれで面白い。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く118

大呂俳句会 投稿日:2013年12月27日 作成者: dvx223272013年12月27日

46-1

餅搗の水呑みこぼす?(あぎと)かな  松本たかし

 「あぎと」は「顎」のこと。餅を搗いて汗をかき喉が渇いた。「水呑みこぼすあぎとかな」は、呑みこぼした水がだらだらと顎を流れたということ。「あぎとかな」と顎に焦点を当てたことで、豪快な呑みっぷりが描かれた。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く117

大呂俳句会 投稿日:2013年12月17日 作成者: dvx223272013年12月17日

kanbotan
心なうちぎりしあとや冬牡丹  千代女
 どきっとするような一句。
 「心なう」は心も入らずに。「ちぎりし」は男に身を任せたということ。好きでもない男と寝たあと、ふと庭を眺めたら冬牡丹が目に入ったのだろう。なまめかしい冬牡丹である。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く116

大呂俳句会 投稿日:2013年12月14日 作成者: dvx223272013年12月14日

orosigane
うすみどり大根おろしたまり来る  篠原梵
 「うすみどりに」なら凡庸、助詞「に」を取ることによって切れが生じた。この切れが「うすみどり」さらに印象付ける。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く115

大呂俳句会 投稿日:2013年12月13日 作成者: dvx223272013年12月13日

orionn
ひとつづつ霜夜の星のみがかれて 相馬遷子
 何に星がみがかれるのか。それは、霜を降らせる寒気である。澄み渡った寒の空。そこに輝く星が磨かれたように美しいという。作者は胃がん末期の自身にも目を背けることなく、その折々を俳句に読んだ人。「ひとつづつ」に作者の思いが籠る。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く114

大呂俳句会 投稿日:2013年12月12日 作成者: dvx223272013年12月12日

suisen
水仙や藪のつきたる売屋敷  浪化
 藪は竹藪。売りに出されている屋敷に小さな竹藪付いているのだろう。水仙はその藪の傍らに咲いている。竹藪にこころを動かされて、その屋敷を買おうと思っているのかもしれない。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く113

大呂俳句会 投稿日:2013年12月11日 作成者: dvx223272013年12月11日

hakusai
白菜を紙にくるめば吉良の首  島津城子
 直喩の俳句であるが、「ような」とか「ごとき」が省略されている。「白菜を紙にくるめば、吉良の首のようである」ということ。ドキッとするような俳句であるが、思い付きがたのしい。これもまた、発見の俳句であろう。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く112

大呂俳句会 投稿日:2013年12月4日 作成者: dvx223272013年12月4日

hatimitu
蜂蜜の糸たれたたむ冬日中  中村草田男
 スプーンで掬った蜂蜜が糸を引いている。その糸を手繰るように折りたたんでいる。冬の日差しがあたって黄金色の蜂蜜がきらきらかがやく。
 「冬日中」がちょっと窮屈。「冬日かな」でも一句。(松)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

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