経師屋に撫でられてゐる寝釈迦かな 阿波野青畝

経師屋は表具師のこと。掛軸の裏打や襖の張替などを生業とする職業である。寝釈迦は、涅槃図の中のお釈迦様のこと。涅槃図は釈迦の入寂を絵にしたものである。句は、経師屋が涅槃図を掛軸に仕上げているところを詠んでいる。糊を塗られた涅槃図を刷毛で裏打の紙になじませている。「撫でられてゐる」と擬人法で描写したところがこの句のポイント。俳句を始めたばかりの人にとって、解釈の難しい俳句かもしれない。『西湖』(kinuta)


経師屋は表具師のこと。掛軸の裏打や襖の張替などを生業とする職業である。寝釈迦は、涅槃図の中のお釈迦様のこと。涅槃図は釈迦の入寂を絵にしたものである。句は、経師屋が涅槃図を掛軸に仕上げているところを詠んでいる。糊を塗られた涅槃図を刷毛で裏打の紙になじませている。「撫でられてゐる」と擬人法で描写したところがこの句のポイント。俳句を始めたばかりの人にとって、解釈の難しい俳句かもしれない。『西湖』(kinuta)