まいまい句会感想②
草紅葉途切れて残る旧街道 宮内和彦
このままでしたら、「草紅葉途切れここより旧街道」ですが、草紅葉なら「ここよりは旧街道や草紅葉」のほうが良いと思います。季語である「草紅葉」を「途切れ」などと説明しないことが大切です。
父母の歳越して手桶の秋彼岸 暦文
「手桶の秋彼岸」なぜここまでくどくどと述べるのか解りません。「とうに越す父母の齢や秋彼岸」くらいで十分だと思います。
木犀の香りや目には写らねど 杳杳
確かにその通りなのですが、木犀の香りがした時に何を感じたのかそれを俳句にすべきだと思います。
秋澄むや舗道を叩く栗の音 冬菊
「秋澄む」が述べたい事なのか「栗が落ちる音」を述べたいのかどちらかに焦点を絞るべきだと思います。秋の空気が澄んでいるから栗の落ちる音が良く聞こえるという事をだらだらと述べるのは俳句には向きません。
五千回生死に迷ひ星月夜 冬菊
この句は意味が解りません。
(立)
