まいまい句会感想①
青柿が散らばってゐる辻に雨 すずめ
あえて「辻」が必要かどうか。「青柿の散らばる雨の舗道かな」「青柿や雨の舗道にちらばりぬ」など。
海光の沖は黒潮麦の秋 すずめ
出来ている句なのでうすが、少し類想がありそうです。また、同じ作者の「カミユ」の句はご馳走が多すぎる感じがしました。
くるくると心映して白日傘 花水木
「心映して」が抽象的だと思います。いっそ「くるくると日傘を回す恋ごごろ」くらいにしてはどうでしょう。
地下足袋を投げ出し鳶の三尺寝 雅宏
出来ているのですが「地下足袋」とあれば「鳶」とまで言わなくてもよいと思います。また「田の風をもらひて鳶の三尺寝」とか。何度も何度も申し上げていますが、言い過ぎた俳句はその場の説明に終わってしまいがちです。読む人の想像する余地を残して作句される事が大切だと思います。
(立)
