長夜ひとりぽつねんと酒の稽古する 丸谷才一
酒が飲めないひとではない。以下は引用。
会するのは赤坂のそば屋の二階で、午後の一時ころからはじめて六時か七時に終る。もちろん酒がはいる。歌人はなめる程度だが、他の二人はかなり飲む。「酒は三杯を越えるべからず」といふ戒めには従ひません。『歌仙の愉しみ』岩波新書より
歌人というのは岡野弘彦、他の二人は、大岡信とこれを書いた丸谷才一本人である。歌仙を愉しみながら酒もかなり飲むというのだから、「酒の稽古」というのもおかしな話、病の後で、少しづつ酒をたしなみ始めたということだろうか、「酒の稽古」が面白い表現。(m)
