一句を読み解く 199 大呂俳句会 投稿日:2016年4月21日 作成者: dvx223272016年4月21日 青き踏む左右の手左右の子にあたへ 加藤楸邨 上五、中五、下九と刻んで変則である。「青き踏む左右の子らと手をつなぎ」ととても便利に表現できるのに、なぜ言葉を不自由に使おうとするのだろうか。ここに立ち止まらなければ、私たちの俳句は一歩前に進むことはできない。言葉を不自由に使うことで、読みもいささか不自由になるのはあたりまえ、スローモーションの一こま一こまのように読み進むことになる。そのあたりにこの句味わいがあるのかもしれない。(m)