まいまい句会感想
紅梅や狭庭温める昨日今日 くに
小さな庭に梅の花が一杯咲いている様子が見えてきますが、狭庭が少し窮屈な感じがします。狭庭などと言わずに庭一杯に梅が咲いてると言えば、大きな梅の木も満開の花も見えてきませんか。
つくしんぼ子の落書に子の世界 ひろし
4点の高得点の句で皆さんの共感を得たのでしょう。子の落書きとつくしんぼがとてもよくあっています。子の世界がちょっと言いすぎの感じがします。子の落書きも具体的な物で、表現すると自ずから子の世界が見えて来ます。
自転車のかごにシャベルと種袋 やちよ
よく見かける光景です。日常のちょっとしたところを上手く切り取って句にされたところが,よかったのでしょう。あたたかい日射しも、これから何か始めるという弾んだ気持ちも伝わってきます。俳句はこれくらいあっさりと。何を植えるとか種をまくとか言う必要はありません。
ぶらんこにじ~よじ~よと言はれけり いつせ
じ~よじ~よが解りませんでした。畦なぜ油がこぼれているのかも少し解りにくいと思います。俳句は一人よがりでなく、皆の共感を得るのが大切です。
臨月の嫁のお腹が春野かな 悠
この句はちょっと意味が解りません。
少女脱ぐ紅きパンプス春野かな 悠
「その辺にパンプス脱いで春野かな」「その辺にパンプス脱いで野に遊ぶ」パンプスと言えば少女は必要ないのでは。俳句を作るのに想像力を働かすのも大切ですが、実際に公園や野原で遊んでいる所を俳句を作る気になって見る事も大切です。
百日の赤子に桃の節句かな ひとみ
どの句もよく出来ていると思います。少し物足りないのは小さくまとまり過ぎている点でしょうか。
百日の赤子に桃の節句も悪くはないのですが、百日の赤子に働きかけるような季語を持ってくると句柄がぐっと大きくなります。例えば「百日の赤子に香り梅の花」と一つ動詞を入れると動きが出て俳句が生き生きとしてきませんか。
りつ
