一句を読み解く173
裏白を剪り山中に音を足す 飴山實
「裏白」は新年の飾り物、歯朶のことである。葉裏が白いので裏白と呼ばれ、めでたい夫婦の共白髪に見立てられる。句は「音を足す」という即物的な表現が見事、「鋏の音が響く」などは悠長な表現というところ。「裏白」は新年の季語であるが、「裏白を剪り」が年用意の暮の季語になる。(m)

裏白を剪り山中に音を足す 飴山實
「裏白」は新年の飾り物、歯朶のことである。葉裏が白いので裏白と呼ばれ、めでたい夫婦の共白髪に見立てられる。句は「音を足す」という即物的な表現が見事、「鋏の音が響く」などは悠長な表現というところ。「裏白」は新年の季語であるが、「裏白を剪り」が年用意の暮の季語になる。(m)