野の果てをずいと見渡す更衣 桂信子

「更衣」は旧暦の四月一日のこと。昔はこの日綿入れから袷に着替えた。四月一日を「わたぬき」と読むのもその名残りである。
桂信子の句、「更衣(ころもがえ)」の本意である「開放感」をのびのびと詠んでいる。旧暦の更衣よりも新暦の更衣を意識した句である。旧暦でいうと、袷から単衣、羅に着がえるころの季節感であろうか。
「更衣」という季語も、綿入れ→袷(綿抜き)→単衣(ひとえ)→羅(うすもの)→秋袷→綿入れと、一年のスケジュールで辿ってみると味わい深い。(松)


「更衣」は旧暦の四月一日のこと。昔はこの日綿入れから袷に着替えた。四月一日を「わたぬき」と読むのもその名残りである。
桂信子の句、「更衣(ころもがえ)」の本意である「開放感」をのびのびと詠んでいる。旧暦の更衣よりも新暦の更衣を意識した句である。旧暦でいうと、袷から単衣、羅に着がえるころの季節感であろうか。
「更衣」という季語も、綿入れ→袷(綿抜き)→単衣(ひとえ)→羅(うすもの)→秋袷→綿入れと、一年のスケジュールで辿ってみると味わい深い。(松)