寄鍋やたそがれ頃の雪もよひ 杉田久女 大呂俳句会 投稿日:2022年1月10日 作成者: dvx223272022年1月9日 季語には力がある。句の「寄鍋」も「雪もよひ」も季語であるが、どちらの季語の力が強いかでその句を支配する季語が決まる。今日の句の場合は「寄鍋」が断然強い。かりに二つの季語の力が同じくらいなら、季語が季語を殺しあって、句を扁平にしてしまう。これが季重なりということ。(m)「季語 寄鍋(冬)」