3句選句してください。毎月13日夜12時が選句締切です。 姓名の「姓」は不要です。「名」だけを記入してください。
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1 水切りの紋の果てなる鰯雲
2 風を聞き水と話して蘆の花
3 手に余るほどの無患子貰ひけり
4 飛鳥路の色なき風に身をおけり
5 文学部哲学科卒穴まどひ
6 爽やかに アビーロードを 渡る夢
7 レモン水カリフォルニアの陽を搾り
8 渡り鳥未習の図形に流れをり
9 藷を掘る野外授業の五年生
10 野分あと青とりもどす宮古島
11 尼寺の闇に妖しき曼殊沙華
12 あめんぼの渡って行きぬ秋の雲
13 緑なる名の交差点芒原
14 実篤の「日々好日」やとろろ汁
15 新しき墓石の文字に秋時雨
16 厳かな曲に茶房の秋深む
17 落暉する佐渡の荒海雁渡る
18 御堂筋の目映きまでの黄葉かな
19 稲を刈る音をしづかに棚田かな
20 月光のすり減つてゐる硯かな
21 地卵の黄身盛り上がる秋の月
22 遊びとふこころ風にも花芒
23 やや寒やホットレモンの香る湯気
24 タピオカの喉にプルンと寒露かな
25 ラクビーの芝生の上の死闘かな
26 秋蝿を追ふ極彩色の団扇かな
27 桐一葉更地となりし燐家かな
28 坪庭に風の出できし菊膾
29 大根や剥けどおろせど白一本
30 陽が昇り やがて寂しき ハロウイン 
31 桐一葉日は山の端に傾いて
32 秋の蚊や皺のかひなに止まりたる
33 高原の宿にともる灯秋時雨
34 芋の葉はよべの雨粒こぼしけり
35 秋夕焼今日は最後のボランティア
36 置かれたる工具に飛蝗飛び立ちぬ
37 形見分け済まして祀る後の月
38 コスモスの囁き乗せて雲流れ
39 荒波となりて遡る鮭の群れ
40 豊の秋島にいくつの能舞台
41 茶を立てる虫も居なけり朝ぼらけ
42 秋の暮れ お堂の幣の 白さかな
43 爽籟や髭の剃りあと撫でをれば
44 その中に野花も混じり稲穂垂る
45 銀やんま上目使ひの子に留まる
46 塵ひとつ硯に浮かぶ良夜かな
47 長いものに巻かれつぱなし秋刀魚焼く
48 ひねられしごとくバッタの弾け飛ぶ
49 長生きもほどほどが良し菊の酒
50 秋暑しロードローラー響きけり
51 つくばひに笹舟浮かべ母の秋
52 バイク乗る教師の顔か芒原
53 白線が雨で流れて運動会
54 みな風に震へて尾根の濃竜胆
55 空色に染めて翔び立つ赤蜻蛉
56 どんぐりも俺もこの世に二つとなし
57 柚子坊の七つ八つほど養へる
58 がらんどうの校舎きしめき秋茜
59 日と影のあわい薄れて今朝の秋
60 日光のあまねく苅田香ぐはしき
61 ゆつくりと一両列車秋の薔薇
62 推敲のいよいよ長き夜となりぬ
63 選別機より豊水の男ぶり