よもすがら音なき雨や種俵 蕪村 大呂俳句会 投稿日:2021年3月2日 作成者: dvx223272021年3月2日 種俵は、稲作の種籾を入れる俵。冬場、種籾を保管するためのものでもあるが、発芽を促す種浸しのさいにも種を入れた状態で使われる。蕪村の句、梁につるしておいた種俵をおろすころの雨であろうか。しっとりと土をぬらして種まきをうながす雨である。(m)「季語 種俵(春)」