山本恭子句集『山茶花』
大呂俳句会会員の山本恭子さんの句集『山茶花』(非売品、大呂出版局)が上梓されました。
そのなかの十句を紹介いたします。
薄氷割れて三角四角かな
つくづくとうぐひす餅の姿かな
われにまだときめく心更衣
羅に隠しきれざる五欲かな
水の上の夕日に落ちて桐一葉
いまさらにどうでもよろし敬老日
ひよいときて露の初茸置いてゆく
推敲の虫の窓辺となりにけり
今朝冬の戸口を叩く野菜売
百歳が三歳を抱き日向ぼこ
大呂俳句会会員の山本恭子さんの句集『山茶花』(非売品、大呂出版局)が上梓されました。
そのなかの十句を紹介いたします。
薄氷割れて三角四角かな
つくづくとうぐひす餅の姿かな
われにまだときめく心更衣
羅に隠しきれざる五欲かな
水の上の夕日に落ちて桐一葉
いまさらにどうでもよろし敬老日
ひよいときて露の初茸置いてゆく
推敲の虫の窓辺となりにけり
今朝冬の戸口を叩く野菜売
百歳が三歳を抱き日向ぼこ