まいまい句会感想⑤
浮寝鳥動くや小さく波光る 秋ひろ
水鳥が動いて波が光ったというそのままの句だと思います。俳句はそれをどの様に詠むかではないでしょうか。「きらきらと波間を遊び浮寝鳥」とか。
しがらみは断捨離できず年くれる 秋ひろ
理屈っぽいと思いませんか。
吾が齢ひなたぼここそ似合いけり 弓楽
このままを句にするなら「日向ぼこ似合ふ齢となりにけり」
老犬と枯野彷徨ふ長き影 さび猫
わざわざ「老犬」という必要があるでしょうか。老犬 彷徨う 枯野お膳立てが整いすぎているように思います。
小さき手の中にぬくもるお年玉 いつせ
お年玉はのし袋にいれたり、包んであげる物なのであまり「ぬくもる」感じはありません。
(立)
