一句鑑賞_冬の生活 4

更くる夜や炭もて炭をくだく音 蓼太
今は遠くなってしまった炭のある生活。五十年ほどに前には都会でも火鉢などを使っていたものだ。炭が熾きた時の独特の匂いと、家に漂う寒く静かな時間。大きな炭を足すとき、炭で炭を割った経験は誰にでもあろう。硬炭を割ると澄んだ音がするのも特徴だ。かさかさとした質感も懐かしい。さらりとした句でありながら、炭の本質が見えてくる。(立)


更くる夜や炭もて炭をくだく音 蓼太
今は遠くなってしまった炭のある生活。五十年ほどに前には都会でも火鉢などを使っていたものだ。炭が熾きた時の独特の匂いと、家に漂う寒く静かな時間。大きな炭を足すとき、炭で炭を割った経験は誰にでもあろう。硬炭を割ると澄んだ音がするのも特徴だ。かさかさとした質感も懐かしい。さらりとした句でありながら、炭の本質が見えてくる。(立)