山路に石段ありて葛の花 高浜虚子
「山路に石段のあり」ではない。「ありて」である。「ありて」の「て」は句に多少の因果関係を要求する。「石段があって、それを這うように葛が咲いている」というほどの解釈だろうか。「石段のあり葛の花」になると、葛の花は石段と少し離れて咲いている感じになる。助詞一つで、俳句は微妙にニュアンスをかえる。(kinuta)

「山路に石段のあり」ではない。「ありて」である。「ありて」の「て」は句に多少の因果関係を要求する。「石段があって、それを這うように葛が咲いている」というほどの解釈だろうか。「石段のあり葛の花」になると、葛の花は石段と少し離れて咲いている感じになる。助詞一つで、俳句は微妙にニュアンスをかえる。(kinuta)