悉く繭となりたる静けさよ 高野素十 大呂俳句会 投稿日:2015年5月21日 作成者: dvx223272015年5月21日 さくさくとうるさいほど音を立てて桑を食べていた蚕も、孵化から四週間ほどで桑を食べなくなり、絹糸を吐いてみずからが蛹となって籠るための繭を作る。句の「静けさよ」は、蚕の旺盛な食欲が収まった静けさである。