行春や息ととのへて坂のうへ 丸谷才一 大呂俳句会 投稿日:2015年4月5日 作成者: dvx223272015年4月5日 亡くなってから一年後に出た句集『八十八句』に収められた一句。癌を患っていた作者、それを前提にして読まなければならない一句である。そんなに急な坂でもないのだろうが、作者にとってはきつい坂である。「行春」という季語がこの世への心残りをイメージさせる。(m)