恋猫の声のまじれる夜風かな 長谷川櫂 大呂俳句会 投稿日:2015年2月7日 作成者: dvx223272015年2月7日 「恋猫」はさかりのついた猫のこと。雄は雌をもとめて、二月ころからそわそわしはじめる。昔は、恋猫の営みの場所といえば縁の下が多く、真夜中にぎゃあぎゃあ鳴いて、人の安眠を妨げたものであるが、近頃の家の縁の下は、猫がもぐりこめないようにできていて、夜中、恋猫に困らされることもない。この句の恋猫の声は、風に乗ってかなり離れたところから来ているらしい。吹いているのは、寒さのゆるんだなまあたたかい夜風かもしれない。(m)