踏切を一滴ぬらす金魚売 秋元不死男

「一滴ぬらし」ではなく「一滴ぬらす」である。
「一滴ぬらし」は連用形、「一滴ぬらしては」の省略形と考えてよい。踏切に一滴こぼしては、さて、金魚売はどこへゆくのか、というほどの意味になるだろうか。「一滴ぬらす」は連体形でそうした余韻を切り捨てた形、ちょっとそっけないが、そこが味わいか。(松)


「一滴ぬらし」ではなく「一滴ぬらす」である。
「一滴ぬらし」は連用形、「一滴ぬらしては」の省略形と考えてよい。踏切に一滴こぼしては、さて、金魚売はどこへゆくのか、というほどの意味になるだろうか。「一滴ぬらす」は連体形でそうした余韻を切り捨てた形、ちょっとそっけないが、そこが味わいか。(松)