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カテゴリーアーカイブ: 一句を読み解く

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一句を読み解く 209

大呂俳句会 投稿日:2017年6月8日 作成者: dvx223272017年6月8日


滝の上に水現れて落にけり  後藤夜半

 「たきのへに」と読むのだろうが、「たきのうえに」と字余りで読むのもいい。スローモーションのような上五になる。「水現れて」が言葉の妙。滝の上に一瞬静止した水が、次の瞬間どっと落ちてくる。スローモーションから一転激しい動きに変化する。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 208

大呂俳句会 投稿日:2017年2月28日 作成者: dvx223272017年2月28日


凧あげてこの世を春とせん  丹野麻衣子

春が来たから凧(いかのぼり)を上げる、というのが普通の思考回路。句はこの思考回路を逆流させている。春が来て凧をあげたというのではただ事。ただ事を砂時計のようにひっくり返すことで一句を成立させている。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 207

大呂俳句会 投稿日:2017年2月1日 作成者: dvx223272017年2月1日

天の杵大地の臼や餅を搗く  大谷弘至

 細かいところを詠んで一句をものにすることは、僥倖の力で千に三回くらいはたまわることもあるが、景を大きく詠んでものにすることは至難の業である。句の「天の杵」も「大地の臼」も餅搗をたたえた言葉、大らかでまことにめでたい餅搗の一句である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 206

大呂俳句会 投稿日:2016年11月29日 作成者: dvx223272016年11月29日

huyunoame 冬の雨降りはじめ降り終りたる 大峯あきら

 俳句の覚悟というものについて時々考えることがある。今日の一句にも、その覚悟というものを意識させられる。当たり前であろうとただ事であろうとこれでいい、というほどのもの。開き直りではない、ここに詩情があるという確信、それが覚悟を生んでいる。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 205

大呂俳句会 投稿日:2016年11月27日 作成者: dvx223272016年11月27日

isiusu 石臼で過ぎし月日を茎の石  飴山實

 普通の人ならこれをどう詠むかと考えてみるのも為になる。「石臼を漬物石にしたりけり」くらいであろうか。「石臼で過ぎし月日を」といういくらか回りくどい描写まで行き着けるかどうか、俳句を作る人ならそこが試されているといってもいい。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 204

大呂俳句会 投稿日:2016年9月8日 作成者: dvx223272016年9月8日

hanano-pl 鳥の影つぎつぎ花野の水を過ぎ  川崎展宏

 「花野の沼」とか「花野の川」と言わず、「花野の水」と表現したことによって、水に映る鳥の影までもが見えるようである。「花野の水」は即物的な描写でもある。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 203

大呂俳句会 投稿日:2016年7月26日 作成者: dvx223272016年7月26日

suzukaze涼風の一塊として男来る  飯田龍太

 俳句では「りょうふう」ではなく、「すずかぜ」と読む。涼やかといえば「執着」がない、「べたべた」しない、というあたりが相場であろうか。かといって「冷酷」であっても困りもの、そんなやつがいるのか、と思わせるような一句、作者の飯田龍太こそ「涼風の一塊」かもしれない。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 202

大呂俳句会 投稿日:2016年7月25日 作成者: dvx223272016年7月25日

kagomakura寝乱るるほどの髪なき籠枕  片山由美子

 「寝乱るるほどの髪」が恋を連想させる。したがって、もう恋のときめきも無いのよ、という雰囲気がこの句を支配している。ちょっと開き直っている感じがユーモア、季語の「籠枕」が充分に働いている俳句である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 201

大呂俳句会 投稿日:2016年6月17日 作成者: dvx223272016年6月17日

huurin風鈴や天駆け巡りくる風に  長谷川櫂

 風鈴に「風」はつきものだから、風鈴を詠むときは「風」に触れてはいけない、というのが常識。しかし、今日の俳句は、その常識を笑うかのように、風を堂々と詠みこんだ風鈴の一句、「天駆け巡りくる風」が豪放磊落である。紫陽花に雨はつきもの、蛍に闇はつきもの、薔薇に香りはつきもの、と常識はいくらでもあるが、まてよと、その常識に立ち止まってみるのも大切なことかもしれない。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 200

大呂俳句会 投稿日:2016年6月15日 作成者: dvx223272016年6月15日

hirunezame遠きものより見えてきて昼寝覚  片山由美子

 えっ、そうなのか、と思わせる。しばらくして、なるほど、そういうこともあるかもしれない、と立ち止まらせてくれる。たとえ想像力の成せる俳句であっても、俳句には本当らしさが大事であることを感じさせてくれる一句である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

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