9 比良の嶺映せし湖に鴨群るる 冬菫 1
切れを意識するなら、
比良の嶺映れる湖や鴨の群
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11 散りつくし埋めつくしたる落葉かな くらっ太 2
当たり前。
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12 冬支度せねばと思ふばかりなる 百合 0
思いを掬い取ることも俳句の技。

9 比良の嶺映せし湖に鴨群るる 冬菫 1
切れを意識するなら、
比良の嶺映れる湖や鴨の群
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11 散りつくし埋めつくしたる落葉かな くらっ太 2
当たり前。
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12 冬支度せねばと思ふばかりなる 百合 0
思いを掬い取ることも俳句の技。
6 中禅寺湖まで一気に下る紅葉かな 新太郎 1
地名にこだわる必要はない。
湖へ一気に下る紅葉かな
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7 夫と乗る百円バスや小春なる かずえ 2
切字「かな」を使える句。
夫と乗る百円バスの小春かな
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8 忘れたき過去あまたあり冬木立 百合 1
季語がいい。
1 厚物を褒めて小菊を購へり 秀昭 3
誰の「厚物」を褒めるのか、その辺があいまい。
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2 物干場の闇に響くや渡り鳥 なつこ 0
「物干場」がトリビア。もっと大きく。
みちのくの闇に響くや渡り鳥
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4 灯をともし妣の三回忌十三夜 文孝 0
季語がよくない。
秋寒を灯して母の三回忌
79 鯊釣つて馴染みの店の縄のれん 凡士 1
舌足らずな俳句。意味曖昧。
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86 まだ遊び足りない同士秋夕焼 新太郎 3
「同士」よりも「ふたり」。
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87 満月や暮れきる前の空の青 新太郎 2
「空澄みて」と下五を流す。
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91 雨雲に急き立てられて稲を刈り 冬菊 1
「刈る」と終止形に、連用形と終止形、決まりがないだけに選択が難しい。
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94 心まだ老ひてはならぬむかご飯 文夫 0
「老ひ」は「老い」が正しい。説教めいた俳句は避けたいもの。
68 蕎麦前も地元越後の新酒かな 新太郎 0
「蕎麦前」がいかにも窮屈。
蕎麦を待つ間も新潟の新走
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72 ポンコツに乗つて大根掘りに行く 百合 1
力まずに詠むのも俳句の魅力。
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75 泡立ちがはびこっている空き家かな 参月 0
字余りを恐れない。
泡立草はびこつてゐる空家かな