一人暮らしのちょっと大きな家か、おのれの咳がことのほか大きく響く(m)「季語 咳(冬)」
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寒灯の舟寒灯の島へ着く 米元ひとみ
「寒灯の舟」「寒灯の島」と対句で畳みかける。俳句はリズムも大切。(m)「季語 寒灯(冬)」
もう無理と嘆きながらも雪を掻く 今井律子
除雪した後から雪が降り積もる。ひと休みしてはまた雪を掻く。(m)「季語 雪を掻く(冬)」
短日やされどあかるき水の上 久保田万太郎
鱈汁やとほくなりたる母の耳 渡辺文雄
幾万の怒濤従へ冬将軍 平尾福
玄関を出れば旅人冬帽子 赤林有子
流木の芯の乾ぶる寒さかな 根岸文夫
またもとの如く昃り冬の海 波多野爽波
厳しく静かな冬の海の風景を描きながら、作者の心の陰りを感じさせる一句。(m)「季語 冬の海(冬)」






