百代の過客のひとりおでん酒 長谷川櫂 大呂俳句会 投稿日:2018年1月31日 作成者: dvx223272018年1月31日 「百代(はくたい)」は永遠、「過客(かかく)」は、過ぎ行く人。つまり旅人。奥の細道の序文「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。」を下敷きにした、いわば本歌取りの句。人の一生は「旅」であるという漂白の思いを胸に、ひとりおでん酒を傾けている。(m)