63 蓑虫の一縷の糸に吹かれをり 小林土璃 2
当たり前。
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64 滅法生りて渋柿の意地押し通す 小林土璃 0
擬人法、不発。
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67 洗濯機回して夜業終へにけり 百合 3
簡明な一句。

63 蓑虫の一縷の糸に吹かれをり 小林土璃 2
当たり前。
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64 滅法生りて渋柿の意地押し通す 小林土璃 0
擬人法、不発。
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67 洗濯機回して夜業終へにけり 百合 3
簡明な一句。
58 天守閣守るが如く新松子 せつこ 2
「天守閣守る」には低すぎるのでは?
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61 弟妹に賀状終いの長電話 やえこ 0
ただの報告。
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62 よたよたと夫婦散歩やそぞろ寒 凡愚痴歌 0
「よたよたと夫婦散歩」、これが負の事象。「そぞろ寒」、これもどちらかと言えば負の季語。負+負で気の滅入る俳句になります。せめて季語は明るいものに。
よたよたと夫婦の散歩小鳥くる
55 廃業の店先に立つ案山子かな なつこ 1
「廃業の店先」があいまい。
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56 印刷機動き続ける夜食かな 百合 2
ちょっと面白い。
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57 枯れ野ゆく終の一章こと多し 光枝 0
意味不明。「枯野」と表記を。
43 朝顔の蔓にまじるや紅葉の芽 弓楽 0
44 真夏日の夢の名残を踏む落葉 弓楽 0
二句とも意味不明。
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47 林檎食む一人旅より戻り来て 秀昭 1
上五の季語を何に変えてもそれらしくなる。
秋刀魚食ふ一人旅より戻り来て
長き夜や一人旅より戻り来て
螻蛄鳴くや一人旅より戻り来て
つまり「一人旅より戻り来て」はただごと。
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53 息白し指先おどる碁対局 たけじ 0
もう少しすっきり、
息白く指先踊る碁盤かな
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【俳句作品抜粋】
雲もまた旅の途中か大花野 吉野新太郎
夏祓越佐海峡平らかに 村上いと子
向日葵の一つはよそ見してをりぬ 根岸文夫
寝に落つる命の底に虫の声 伊藤イサオ
二階建バスの二階を新樹光 赤林有子
ぐうたらな余生楽しや籠枕 佐藤浩章
霧深し何やら動く気配あり 柳和枝
水墨の墨のかをりを夏座敷 岡﨑政代
白鷺や紙垂のごとくに佇みて 今井律子
天高しぴーひよろひよろと鳶鳴いて 田村文孝
家族みなそれぞれの秋灯しけり 北原八重子
気づかぬか分からぬふりかサングラス 吉川知日子
秋の風わが身の透けてゆくごとく 大給松の
幸せのぎゆつと一粒さくらんぼ 堀田一枝
雷鳴に驚いてゐるこけしかな 子田参月
食ふ前にちよつとながめてさくらんぼ 星野睦子
爽やかに殺し文句が突き刺さり 杉本雄一
蚕豆の淡き緑を冷し汁 若林れい子
滝音の遠のいて行く下山かな 梅園和子
木の下に母が本よむ水遊び 米元ひとみ
故郷の子守唄なり虎落笛 森本哲雄
鍬を打つ夫婦の距離を赤とんぼ 田村節子
39 一人居の正月奢る吟醸酒 やえこ 0
できれば当季雑詠を。
今年また一人正月吟醸酒
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40 なるようになってしまった破芭蕉 文夫 4
開き直りのような俳句。
——
42 子を連れて月輪熊もやるせなし 参月 1
ちょっと面白い。
やるせなくさまよふ月の輪熊かな
35 露の玉パンパスグラス波うちて かずえ 0
ただごとです。
——
36 水面に縋る萍紅葉かな ひろあき 0
「水面に縋る」が意味不明。
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37 桟橋の色なき風にテープ飛ぶ 秀昭 0
上五「桟橋や」と強く切る。
31 茶の花やパネルの並ぶ斜面畑 とし江 0
ソーラーパネルのことか?こんな句が「写生」と思っていたら大間違い。「写生」とは「発見」のこと。
——
32 背を向けて乳やる母よ豊の秋 光枝 2
母乳を飲ませているのか?ほとんど見かけない光景。
——
33 うそ寒や株式市況乱高下 ひろし 0
こういう事象を引き受けきれる季語はそんなに多くない。
穴惑ひして株式は乱高下
亀鳴くや株式市況乱高下
28 不意に来し風によろける稲雀 せつこ 0
「不意に来し」が余計な説明。神通力を持ったような地名を上五に。
叡山の風によろけて稲雀
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29 降り立ちて七福詣の無人駅 やえこ 0
ただの報告。
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30 柿すだれ今年も達者といふしるし 春生 7
「いふしるし」にスピード感が損なわれる。
柿すだれ吊つて今年も達者なる
24 蒼天に稲穂の波の広がりぬ 文孝 1
「蒼天に」でわけのわからない俳句に。
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25 不揃いのせんべい楽し菊日和 凡愚痴歌 4
「菊日和」という季語で楽しさが伝わってくる。したがって「楽し」は邪魔。
不揃ひのせんべい割つて菊日和
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27 釣竿の波止に並びて秋高し 哲雄 1
こんな発想ではいくらでも句ができそう、もっと苦労しなくては?