まいまい句会 3月 大呂俳句会 投稿日:2024年3月24日 作成者: dvx223272024年3月24日 選句結果アップしました。 トップは7点句でした。 作業靴脱いで花見に加はれる 松太 選句しなかった人は1人、選句しなかった人の俳句の欄はすべて抹消しました。
湯疲れの妻の寝息もおぼろかな 杉本雄一 大呂俳句会 投稿日:2024年3月23日 作成者: dvx223272024年3月23日 妻の温かく湿った寝息がこの世をおぼろにしている。どことなくなまめかしい俳句である。(m)「季語 朧(春)」
花吹雪花のトンネル抜けゆける 星野睦子 大呂俳句会 投稿日:2024年3月22日 作成者: dvx223272024年3月22日 道を覆うように両側からかぶさっていろ桜の枝。その中を桜の落花が吹き抜ける。(m)「季語 花吹雪(春)」
何もない日々の幸せしやぼん玉 今井律子 大呂俳句会 投稿日:2024年3月21日 作成者: dvx223272024年3月21日 嬉しい出来事もないが悲しいこともない、うたかたのような人生を象徴するかのようなしゃぼんだま。 (m)「季語 石鹼玉(春)」
彼岸寺こぼれるやうに雀ゐて 宇咲冬男 大呂俳句会 投稿日:2024年3月20日 作成者: dvx223272024年3月20日 暖かくなって雀も心地よいのかもしれない。木にいる雀、木からこぼれる雀、にぎやかな彼岸会の寺である。(m)「季語 彼岸(春)」
富士を背に草食む牛の日永かな 今井律子 大呂俳句会 投稿日:2024年3月19日 作成者: dvx223272024年3月19日 日永の草を食べ続けては、ときおり間延びした鳴き声をあげている。(m)「季語 日永(春)」
夕空や日のあたりゐる凧ひとつ 高野素十 大呂俳句会 投稿日:2024年3月16日 作成者: dvx223272024年3月16日 高々と舞う凧に夕日が当たっている。それだけのことであるが印象鮮やかな一句である。上五、「夕空や」と強く切れを入れて「間」を生み出している。(m)「季語 凧(春)」
大丈夫づくめの話亀が鳴く 永井龍男 大呂俳句会 投稿日:2024年3月15日 作成者: dvx223272024年3月15日 この句の「大丈夫」なにやらうさんくさい。大丈夫、大丈夫と繰り返しながら、事態はとんでもないことになっているのかもしれない。(m)