雲雀より空にやすらふ峠哉 芭蕉 大呂俳句会 投稿日:2024年4月16日 作成者: dvx223272024年4月16日 前書きに、臍峠(ほそとうげ)とある。臍峠は、奈良県吉野町にあって、多武峰から龍門岳の麓に出る道、当時はかなりの難所であったらしい。句は、峠まで来て一息入れているところ。峠のはるか下のほうに雲雀の鳴く声が聞こえる。「こんなに高いところまでよく登ってきたもんだ」という感慨がある。「雲雀より空にやすらふ」は、雲雀より空に近いところで休んでいる、ということ。(m)「季語 雲雀(春)」